top of page

平成の記憶から生まれた、新しいSABRINA

  • 執筆者の写真: Mune
    Mune
  • 4 日前
  • 読了時間: 5分

更新日:1 日前



「ヘップサンダルは、本来もっと自由であったんだろうな」


HEPを企画し、つくり続ける中でそんなことを考えるようになりました。


30年ほど前、モノに溢れた時代に突入ていく過渡期。美意識を裏切ったような秩序のない自由な装飾。けれども、中には品を持つデザインもあったりして。


当時、女性を中心に親しまれた履物=ヘップサンダル。それをミュールとして改めてご提案する。


2026年の最初にリリースする新作「Sabrina(サブリナ)」は、そんな想いから生まれた一足です。




「サブリナ」と日常

履物業界では古くから「サブリナ」と呼ばれてきたカタチがあります。


いわゆる”モカシン”タイプのそれで、つま先が閉じたUチップのアッパーデザイン。



当時から、婦人靴の一種として靴の専門店に並んでいました。



シンプルなデザインと構造で、日常の足もとに少し上品さを与えてくれる。


30年ほど前、時代は平成。


  百貨店へ外食や買い物にいくこと。

  街に出て観劇を楽しむこと。

  日帰りでドライブや温泉を楽しむこと。


日常生活の延長線上にある、けれども少しシュッとしたいとき。女性はサブリナを履いて出掛けたのではないかなと、私は想像しています。


今回、HEPからリリースする「Sabrina」はそんな原型をベースに考えてみました。




装飾を楽しむヘップサンダル文化

ヘップサンダルはシンプルな形に装飾を加え、創意工夫を重ねてきた文化があります。


刺繍や金具、素材や色の選び方ひとつでガラッと印象が変わります。


装飾の可能性は無限大です。


一方で、日本国内で履物の装飾を司る”付属屋さん”の状況は厳しくなり、有限となっているのもまた事実。



それでもなお、装飾を楽しむ文化は手放したくないものです。


素材とディテールでつくる、大人の足もと

大胆かつ潔く。


今回、大切にしたコンセプトはヘップサンダルをミュールとして改めて再解釈し、表現することでした。



装飾にはゴールドのホースビットを主役として配置。アッパー材は上品な光沢をもつスムース素材を採用しています。


気負わずラクに履けて、足もとに艶っぽい表情が生まれる。気楽で履きやすいことはHEPにおいて変わりません。




名前は映画「麗しのサブリナ」から

名前に据えた「Sabrina」は、映画「麗しのサブリナ」に由来します。


オードリー・ヘップバーンが主演し、1954年に公開された作品で、日本をはじめ、世界中に多大な影響を与えた作品です。



インターネットの登場以前、音楽や映画はファッションにどれだけの影響を与えたことでしょう。


実際、サブリナパンツやドレスなど、履物以外にもたくさんのスタイルが生まれています。


ホースビットローファーもまた1950年代

1953年に誕生したホースビットローファーは、 時代を越えて愛されるアイコニックな存在です。


そして、映画「麗しのサブリナ」の上映もまた1954年。



新作の「Sabrina」は構想からサンプル制作を経て、磨きを掛けていく中で、1950年代の文化と融合することとなりました。


そして、私たち川東履物商店が1952年に創業したこともまた、偶然ではないと考えています。



大阪でつくる、オリジナルソール

アウトソールは、大阪で製造したオリジナルのウレタンソールです。



軽く、よくしなり、日常使いで気を遣わなくていい耐久性。すでに他のHEPの製品でも使われている、信頼のおける底材です。



もちっ。素足でも履きたいインソール

インソールには、吸汗・放湿・抗菌・消臭の4機能を備えた素材を採用しています。


暑い季節に裸足で着用しても、ムレや不快感がが出にくく安心の設計です。




履いた人、皆さんがよく口にされるのは「もちっとしてる」足当たりです。


これが摩擦を抑え、足が中で滑りにくい。



「Sabrina」には、日常的に着用できる機能とデザインが両立しています。


わがままフットに、うれしいフィット

かかとが無いミュールタイプでありながら、快適で脱げにくいよう、細やかな調整を重ねました。


内側は肌あたりのやさしい素材を使用し、極力少ないパーツでアッパーを構築。つま先にはゆとりを持たせつつ、履き口は広がりすぎずにしっかりとフィットする設計です。


それにより、ストレスフリーな足入れに仕上がっています。



サンプルから修正を重ねて辿り着いたパターンで、足幅や指の当たりが気になりやすい方にも、一度試していただきたい。そんな仕上がりです。


(※個人差があり、医療用具ではありません)


小さな気配りと、広い選択肢

さらに、甲の高さを微調整できるパッドが付属しています(※無償)。



選んだサイズは足との長さは合ってるけど、何だかしっくりこない…


もし、HEPが設定した足長に対して、甲が華奢な方はこのパッドを製品の内側に貼ってみてください。


ミュールで起きがちな“パカパカ感”が抑えられ、きっと足にフィットするはずです。




サイズは22cmから28cmまで、1cm刻みで6サイズ。(3Lサイズは27-28cm相当の足入れ)


性別を問わず履いてもらえる、ユニセックス展開です。


日常に、さりげない上品さを

「Sabrina」は、特別な日のための一足ではありません。


けれども、ただのご近所履きにも留まらない。


気負わずさっと履けるのに、さりげない上品さが加わる。



仕事やお出かけなどの日常着はカジュアル。

だけど少しだけシュッと見せたい、

そんな気分の日。



いつもの洋服やシンプルな装いに、自然とコーディネートにも馴染むと思います。



厳しい冬を越えるとすぐに春です。


新しい足もとに迎え入れてみてはいかがでしょうか。



Sabrina Horsebit

(サブリナホースビット)


Color: Black

Size(cm):SS(22) / S(23) / M(24) / L (25) / LL(26) / 3L(27)

※ユニセックス

¥19,800−(税込)


■HEPヘップ)

1952年に奈良で創業した川東履物商店が、日本で長年親しまれてきたヘップサンダルを再解釈したサンダルブランド。

どんなスタイルも受けとめるニュートラルな佇まいと、快適な履き心地。両手がふさがっていても玄関でサッと履けて、買い物やデスクワークにちょうどいい。

ふとした日常のひとときを、軽やかに支えます。


bottom of page